2013-03-22(Fri)
JESの地域振興・震災復興支援事業の一つとして、「岩手県宮古市1000年の絆を紡ぐエコツーリズム推進事業2012~宝探しから震災復興へ~」を実施しています。
これまでに宮古市の方々への聞き取り調査を行い、様々な宝を掘り起こしてきました。昨年は10月に再発見した宝を活用した「エコウォーク」プログラムを10月13、14日に開催しました。
コースは2コース作成し、一つは黒森神社を訪ねる「海と山と人々と神をつなぐ黒森神楽 黒森神社、山口集落を歩く」コース。もう一つは、震災の爪痕を残す田老地区を訪れ、震災からの学びと、自然の美しさ、自然と共に暮らしてきた人々の営みを訪ねる「三陸の宝・陸中海岸と田老 復興する宮古の自然と生業を訪ねる」コースでした。
今回は、地域が主体となった体験プログラムの実施、受け入れの体制について学ぶために、宮古市の方々と岩手県二戸市を視察訪問した様子をご報告します。
二戸視察は、3月9、10日にかけて行われ、
1日目は、
・天台寺ボランティアガイドの案内で天台寺散策
・門崎集落「浄門の郷」の取り組み視察
・懇親会(二戸市の方々と)
2日目
・お豆腐づくり見学
・足沢集落「ぎばって足沢」の取り組み
・意見交換会
天台寺の散策

参加者は、宮古市からは黒森神社総代会の方々と宮古市の観光課、観光協会の方、環境省レンジャーの方、パークボランティアの方々が参加され、本プロジェクト担当の文教大学准教授、JES理事の海津さんと、その学生さんたちです。あと、二戸での受け入れについて色々と調整いただいた二戸市の観光課の方、総勢20名ほどです。

天台寺観光ボランティアガイドの方から天台寺のゆかりと宮古市とのつながりについて聞きました。
天台寺は近隣からも多くの方が参拝訪れ、宮古からもいらっしゃる方がいるそうです。

「浄門の里づくり協議会」で取り組みについてお聞きしました。取り組みのきっかけは、平成6年ころから「盆、正月には必ず帰省していた息子夫婦や孫が帰らなくなった。田植えや稲刈りの農繁期にもあれこれ言って帰ってこない。」などの話が聞かれるようになり、このままでは村が廃れて無くなる、という危機感からだったそうです。
そこで平成7年に40~50代を中心とした担い手10名が活動を始めました。
活動の理念は
1「21世紀に向けたむらづくり10カ年計画」の実施に優先順位をつけない
2共同作業参加を決して強要しない
3農業農村に住むことの誇りと喜びがもてるむらづくり
です。
協議会は19戸、52名で6つの専門部会を設置し、一人一役を担う体制にしているとのこと。

活動が認められて今年度、農林水産祭の村づくり部門賞で天皇杯を受賞されたそうです。
興味深かったのは、参加を強要しないという点です。各家々にはそれぞれの事情があるのだから参加を強要して、無理が生じたり、参加しにくい雰囲気を作らないようにした点です。
組織の運営においては非常に大切なことだなあと思いました。
下の写真は串もちです。小麦粉でねったお団子にじゅうねんを塗ってあるのですが、これがすっごくおいしかったです。なんと1本90円で販売しているとのこと。小麦粉のねり加減が絶妙でした。

そして1日目の最後は二戸市の方々も交えた懇親会。二戸市の皆様、お休みのところ駆けつけていただきありがとうございました!

これまでに宮古市の方々への聞き取り調査を行い、様々な宝を掘り起こしてきました。昨年は10月に再発見した宝を活用した「エコウォーク」プログラムを10月13、14日に開催しました。
コースは2コース作成し、一つは黒森神社を訪ねる「海と山と人々と神をつなぐ黒森神楽 黒森神社、山口集落を歩く」コース。もう一つは、震災の爪痕を残す田老地区を訪れ、震災からの学びと、自然の美しさ、自然と共に暮らしてきた人々の営みを訪ねる「三陸の宝・陸中海岸と田老 復興する宮古の自然と生業を訪ねる」コースでした。
今回は、地域が主体となった体験プログラムの実施、受け入れの体制について学ぶために、宮古市の方々と岩手県二戸市を視察訪問した様子をご報告します。
二戸視察は、3月9、10日にかけて行われ、
1日目は、
・天台寺ボランティアガイドの案内で天台寺散策
・門崎集落「浄門の郷」の取り組み視察
・懇親会(二戸市の方々と)
2日目
・お豆腐づくり見学
・足沢集落「ぎばって足沢」の取り組み
・意見交換会
天台寺の散策

参加者は、宮古市からは黒森神社総代会の方々と宮古市の観光課、観光協会の方、環境省レンジャーの方、パークボランティアの方々が参加され、本プロジェクト担当の文教大学准教授、JES理事の海津さんと、その学生さんたちです。あと、二戸での受け入れについて色々と調整いただいた二戸市の観光課の方、総勢20名ほどです。

天台寺観光ボランティアガイドの方から天台寺のゆかりと宮古市とのつながりについて聞きました。
天台寺は近隣からも多くの方が参拝訪れ、宮古からもいらっしゃる方がいるそうです。

「浄門の里づくり協議会」で取り組みについてお聞きしました。取り組みのきっかけは、平成6年ころから「盆、正月には必ず帰省していた息子夫婦や孫が帰らなくなった。田植えや稲刈りの農繁期にもあれこれ言って帰ってこない。」などの話が聞かれるようになり、このままでは村が廃れて無くなる、という危機感からだったそうです。
そこで平成7年に40~50代を中心とした担い手10名が活動を始めました。
活動の理念は
1「21世紀に向けたむらづくり10カ年計画」の実施に優先順位をつけない
2共同作業参加を決して強要しない
3農業農村に住むことの誇りと喜びがもてるむらづくり
です。
協議会は19戸、52名で6つの専門部会を設置し、一人一役を担う体制にしているとのこと。

活動が認められて今年度、農林水産祭の村づくり部門賞で天皇杯を受賞されたそうです。
興味深かったのは、参加を強要しないという点です。各家々にはそれぞれの事情があるのだから参加を強要して、無理が生じたり、参加しにくい雰囲気を作らないようにした点です。
組織の運営においては非常に大切なことだなあと思いました。
下の写真は串もちです。小麦粉でねったお団子にじゅうねんを塗ってあるのですが、これがすっごくおいしかったです。なんと1本90円で販売しているとのこと。小麦粉のねり加減が絶妙でした。

そして1日目の最後は二戸市の方々も交えた懇親会。二戸市の皆様、お休みのところ駆けつけていただきありがとうございました!

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