★第13回JESフォーラム『深海ってどんなところ? 深海の旅へでかけよう』 開催しました
2012-11-14(Wed)
第13回目となる「JESフォーラム」(東京都内)を開催しました。
第13回JESフォーラム
『深海ってどんなところ? 深海の旅へでかけよう』
2012年11月14日(水) 18:30-20:00(開場18:00)
ゲストスピーカー: 佐藤孝子さん(独立行政法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC))

この渋谷でのフォーラムには、前スタイルの「月いちフォーラム」も含めて3回目の登場となる佐藤さん。
いつもその親しみやすい語り口で、難しそうな深海について、色々な物事を噛み砕いてご紹介してくださいます。
今回は、このフォーラムでは初の試みとして、「読み聞かせ」をしていただきました。
「何の読み聞かせを?」
実は佐藤さん、深海の素敵さをもっと広めたいと、絵本を作っていたのです。
それが「くじら号のちきゅう大ぼうけん 深い海のいきものたち」
アコースティックギターに合わせて、深海の写真を写しだしながら佐藤さんが読み聞かせをしてくれました。
この絵本は、主人公の「たろう」君が、浜辺に打ち上げられていたくじら号に乗って、「乙姫」「ウラシマ」と一緒に深海から宇宙へを冒険してくもの。
話しの中でコウモリダコが出てくる場面になると、佐藤さんはスクリーンに実際のコウモリダコの映像を映し出してくれました。
絵本だと深海の生き物は「止まって」見えますが、映像でみるとやはりその迫力は全くの別物。
熱水噴出孔の映像や、そこに集まるオハラエビの群生などに、参加者の皆様も釘づけでした。
読み聞かせの後には、ぬいぐるみや標本、それに映像を交えて深海について紹介をしていただきました。
その途中途中には、実際に深海に潜った経験のある佐藤さんならではのコネタが挟まれました。
「しんかい6500」で深海調査に行く際には、潜るのに2時間半、浮かび上がってくるのに2時間半程度かかり、深海で調査をして、全体の時間は8時間程度でまとめるのだそうです。
朝出発し夕方戻ってくるそうなのですが、途中でお昼をはさむため、お弁当を持っていくそう。
その中身は「サンドイッチ」と「コーヒー」。
ただ「しんかい6500」の人が入る空間はとても狭く、そしてお手洗いもないため、「水分をあまりとらないようにしているので、このコーヒーもまだ飲んだことがないんです」ととても残念そうでした。
参加者の方からのご質問にもお答えいただきました。
質問「一般の人が「しんかい6500」に乗って深海に行くことはできるのですか?」
答「ぜひそうなっては欲しいのですが...今は1ダイブに、うん千万円かかるんです。「しんかい6500」が潜る所まで船で行くのですが、その往復の油代、それに人件費ですね、それが結構かかります」
他にも会場には「触れる標本展示」をしましたので、皆さんそれぞれ気になる生物の標本を手に取ったり、写真に収めたりしていました。
また来年のカレンダー「深海生物図鑑」も特別価格で販売。会場は深海尽くしになりました。

お越しいただいた皆様、佐藤様、ありがとうございました!
【参加者アンケートから】
・深海生物のくらしぶりがわかり楽しかったです。
・深海の生き様が分かって、とても面白かったです。
【展示された標本】
深海の水圧で、そのままの形で小さくなったカップラーメンの容器。それぞれに潜水日などが書かれています。

左からシロウリガイ(ケースに入った貝)、ゴエモンコシオリエビ(白いケガニのようなもの)、オハラエビ(奥にある瓶詰になったもの)、コウモリダコ(赤い瓶のフタに乗ったもの)、スケーリーフット(右下のケースにはいったもの)

ハオリムシ(チューブワーム)

コウモリダコ(プラスティネーション加工済)

スケーリーフット(鉄の鱗を持つため、磁石を近づけるとくっつきます)

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『深海ってどんなところ? 深海の旅へでかけよう』
2012年11月14日(水) 18:30-20:00(開場18:00)
ゲストスピーカー: 佐藤孝子さん(独立行政法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC))

この渋谷でのフォーラムには、前スタイルの「月いちフォーラム」も含めて3回目の登場となる佐藤さん。
いつもその親しみやすい語り口で、難しそうな深海について、色々な物事を噛み砕いてご紹介してくださいます。
今回は、このフォーラムでは初の試みとして、「読み聞かせ」をしていただきました。
「何の読み聞かせを?」
実は佐藤さん、深海の素敵さをもっと広めたいと、絵本を作っていたのです。
それが「くじら号のちきゅう大ぼうけん 深い海のいきものたち」
アコースティックギターに合わせて、深海の写真を写しだしながら佐藤さんが読み聞かせをしてくれました。
この絵本は、主人公の「たろう」君が、浜辺に打ち上げられていたくじら号に乗って、「乙姫」「ウラシマ」と一緒に深海から宇宙へを冒険してくもの。
話しの中でコウモリダコが出てくる場面になると、佐藤さんはスクリーンに実際のコウモリダコの映像を映し出してくれました。
絵本だと深海の生き物は「止まって」見えますが、映像でみるとやはりその迫力は全くの別物。
熱水噴出孔の映像や、そこに集まるオハラエビの群生などに、参加者の皆様も釘づけでした。
読み聞かせの後には、ぬいぐるみや標本、それに映像を交えて深海について紹介をしていただきました。
その途中途中には、実際に深海に潜った経験のある佐藤さんならではのコネタが挟まれました。
「しんかい6500」で深海調査に行く際には、潜るのに2時間半、浮かび上がってくるのに2時間半程度かかり、深海で調査をして、全体の時間は8時間程度でまとめるのだそうです。
朝出発し夕方戻ってくるそうなのですが、途中でお昼をはさむため、お弁当を持っていくそう。
その中身は「サンドイッチ」と「コーヒー」。
ただ「しんかい6500」の人が入る空間はとても狭く、そしてお手洗いもないため、「水分をあまりとらないようにしているので、このコーヒーもまだ飲んだことがないんです」ととても残念そうでした。
参加者の方からのご質問にもお答えいただきました。
質問「一般の人が「しんかい6500」に乗って深海に行くことはできるのですか?」
答「ぜひそうなっては欲しいのですが...今は1ダイブに、うん千万円かかるんです。「しんかい6500」が潜る所まで船で行くのですが、その往復の油代、それに人件費ですね、それが結構かかります」
他にも会場には「触れる標本展示」をしましたので、皆さんそれぞれ気になる生物の標本を手に取ったり、写真に収めたりしていました。
また来年のカレンダー「深海生物図鑑」も特別価格で販売。会場は深海尽くしになりました。

お越しいただいた皆様、佐藤様、ありがとうございました!
【参加者アンケートから】
・深海生物のくらしぶりがわかり楽しかったです。
・深海の生き様が分かって、とても面白かったです。
【展示された標本】
深海の水圧で、そのままの形で小さくなったカップラーメンの容器。それぞれに潜水日などが書かれています。

左からシロウリガイ(ケースに入った貝)、ゴエモンコシオリエビ(白いケガニのようなもの)、オハラエビ(奥にある瓶詰になったもの)、コウモリダコ(赤い瓶のフタに乗ったもの)、スケーリーフット(右下のケースにはいったもの)

ハオリムシ(チューブワーム)

コウモリダコ(プラスティネーション加工済)

スケーリーフット(鉄の鱗を持つため、磁石を近づけるとくっつきます)

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