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北海道ひだからエコウォーク千栄(ちさか)を歩くモニターツアーに行ってきました!
久助さんここに立つ
~日高開拓者の足跡をたどる旅~


1月20日(日)に北海道日高町で行われたのモニターツアーに参加しました。「エコウォーク」とは、エコツーリズムとウオーキングをあわせた造語で、エコツーリズムの具体的な実践の形としてJESでも普及を応援しています。

日高町では、2011年から「エコウォーク」に取り組み、地域の方がガイドとなったエコウォークをこれまでに3コースつくってきました。今回は4つ目となる新しいコースのモニターツアーになり、モニターから出た意見を踏まえて、定番コースとして実施していく予定です。

ひだからエコウォーク01

今回のコースは、今から107年前に日高地域を初めて開拓した「目曲久助(めまがりきゅうすけ)」さんの足跡をスノーシューを使って真っ白な雪原歩きと野生動物との出会いを楽しみながらたどりました!

こちらが本日のガイドの皆さんです。普段は看護師だったり接骨院の経営だったりと、ガイドとは別のお仕事をされている日高の一町民で、地域の眠っている資源を地元の方を含め、多くの人に伝えたいという情熱で、ガイドの研修を日々重ねてこられたとのこと。楽しみです!

ひだからエコウォーク02

歩き出すとすぐに日高町を流れる沙流川(さるがわ)に出ました。この日は風もなくところどころ青空が透ける、とても穏やかな日で夜に降った雪で一面真っ白な銀世界です。沙流川は日高に暮らす人々の暮らしととても深くつながっており、林業が盛んに行われた頃、沙流川に丸太を流して下流へと運びました。運ばれた木は、苫小牧の製紙工場で紙の原料・パルプとして使われたとのこと。流送は昭和28年くらいまで行われたそうです。

ひだからエコウォーク03

河畔林を抜けると、真っ白な雪原に出ました。雪原の正体は田んぼです。雪が無い時は歩けないですが、雪が積もればそこはスノーシューのフィールドに一変します。冬には冬の楽しみ方があるんですね。

ひだからエコウォーク04

その田んぼの真ん中が、この地域を初めて開拓した目曲久助さんのお宅があった所です。久助さんは、元は岩手県の方で明治38年にたった一人でこの地へ移り住み、当時、日露戦争で需要の高まった銃床材の原料となるクルミの木を切る仕事をしていました。開拓当時は、少しの塩と米以外は、魚や山菜など、食糧は全てこの地で調達したそうです。樵の仕事と同時に、当時、人の手が入っていない大木が茂る原生林を開墾し田畑を切り開き、作物が実るまで2~3年かかったようです。久助さんは、意志が強く、とても優しい方だったそうです。

ひだからエコウォーク05

久助さんのお宅があった所からすぐ近くに湧水があり、この水を田んぼに引いて稲作が始まりました。おいしいお米の源ですね。空いたペットボトルをいただき湧水を持ち帰りました。そこへエゾシカが3頭、姿を現してくれました。きっと近くの湧水のしみだしている所で水を飲んでいたのでしょう。私たちの姿に驚いて真っ白なお尻を見せて走り去っていきました。

ひだからエコウォーク06

ひだからエコウォーク07

次は竜神様を訪れました。言い伝えでは、池に竜の子どもが住んでいるとされ、毎年7月に雨乞いを兼ねて竜の子どもの数の生卵を池に投げ入れると、砂底にあった卵がしばらくすると殻だけが浮いていたと言われているそうです。

ひだからエコウォーク08

再び田んぼの雪原を歩き、千栄集落の墓地へ。開拓で入った方々の宗派は様々ですが、皆、仲良く集落の墓地に入っているとのこと。ここで温かい甘酒のおもてなし!生姜がきいてとってもおいしかったです。そして、墓地の裏の崖を尻すべりで下り、ちょっとしたスリルも体験!

ひだからエコウォーク09

ひだからエコウォーク11

そして昔は日高全体で6つか7つくらいあった木工場の一つとしてにぎわった場所を訪れ、当時の様子を聞きました。人の背丈の倍以上の高さに積み上げられた製材の写真を見て、規模の大きさに感嘆。現在は白樺の林と、ガーデンになっており、春夏には色とりどりの花が咲き誇ります。ガーデンは笹盛さんご夫婦が私費を投じて訪れる人を楽しませています。

ひだからエコウォーク12

最後は開拓当時から集落の人々の心の支えとなった千栄神社を訪れました。以前は、山岳信仰をお祀りしていましたが、現在は天照大神をお祀りしています。毎年9月にはお祭りがあり、地域の方が集まり、おこわや焼き鳥などが100円で売られ、カラオケなどで盛り上がるそうです。

ひだからエコウォーク14

いよいよお昼ご飯の「ひだからECO弁当」です!マイナスの世界から暖かい部屋へ入り、お腹はペコペコ。この完成度の高いお弁当は感動です!献立は、たこおこわ、日高産野菜たっぷりの豚汁、山女魚のフライ、たこまんまの伊達巻、花豆の煮豆、菊としめ鯖と大根の酢の物、マカロニサラダ、大根とヤーコンのハスカップ漬け。千栄集落のおじいちゃん、おばあちゃんにも集まっていただき、一緒に食べました。どれも愛情のこもった手作りの味で、特に豚汁に入っていたかぼちゃのお団子が本当に美味でした!

ひだからエコウォーク15

ひだからエコウォーク16

そして最後の締めくくりは、皆で一緒に「ボケます小唄」、「ボケない小唄」、「娘よ」の替え歌を歌って終了しました。

ひだからエコウォーク17

ひだからエコウォーク18

当日の参加者は日高町の方がほとんどで、今まで知っているようで知らなかった事の発見や、ご近所の方との交流を楽しんでいました。私のような地域外の人間にとっては、元気なおじいちゃん、おばあちゃんがいること、地域が和気あいあいとしていることが、本当に「宝」だなと感じました。スノーシューという普段はできないアクティビティを使って、地域をまわり、そこで暮らす人たちとおしゃべりする機会をくれるツアーは、とても魅力的です。でも一方で、この魅力を参加募集時に経験の無い人たちに如何に伝えるかは、とても難しいことだと感じました。

なにより、地域の方が地域の「宝」を再発見し、多くの人に伝えるためにガイドとしての研修を重ね、協力しあって一つのエコウォークを作り上げたことが素晴らしいと思いました。これからもJESではエコウォークを応援していきます。
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テーマ : エコツーリズム
ジャンル : 旅行

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コメント

素晴らしいエコウォークですね
日高役場の高橋さんのフェイスブックから飛んできました。日高の素晴らしい自然と町の人たちとの触れ合いがこのブログから伝わってきます。お天気に恵まれたようで、日ごろの行いが良い結果でしたね。(笑)
プロフィール

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Author:*JES*
環境に配慮した新しい旅のかたち、「エコツアー」やその考え方である「エコツーリズム」を幅広く知ってもらうための活動をしている団体・NPO法人日本エコツーリズム協会のブログです。
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